◆暑さの中で

ある　老夫婦。


一人は、認知症が進み、ほぼ寝たきりの状態。

もう一人は、老齢のため　耳もほとんど聞こえず、　動きにくさもあり、助けが　必要な状態です。



その　お二人が、　この暑いさなか　蒸し風呂のような　暑い部屋で　過ごしています。


何故、部屋が　暑いのか。




それは、クーラーを　つけながらも　至る所の　窓を、　開け放しているからです。



誰かが、　窓を　閉めたり、または　閉めるようにすすめても、　すぐまた　開け放します。


真冬も同様、　開け放しの窓・・・


きっと　その方には、　強い　こだわりが　あるのだろうと、推察します



けれど、　配偶者は　頬が　紅潮し　大変暑そうです。


暑さのためか、　食欲もありません




頑なに　心を　　閉じ　二人でひきこもって、必死に　身を　守ろうとしているように、　見えます。



けれど、その固く閉ざされた　心のため　体は　不調になっていて、　結果として　身を守ることに　なっていません。




強い意志は、　必要です。



けれど、変えなければいけない事も　あり、　聞き入れなければいけない意見もあるなあ　と、　思った　今日・・・真夏の　昼下がり