◆美しき野獣～水瓶的友情

クオンサンウの、「美しき野獣」を、見ました。




信頼より、欲望の追求を　死ぬまでやめないやくざと、正義と法に生き、

法に見捨てられる検事、

強く、一本気な　刑事    の、物語です。




刑事は、検事に　認められるまでは、はみだしものでした。






刑事と、検事は　　階級を越えた、友情と　信頼で　結ばれます。



それから、刑事は　裁判で自分が不利に立たされようとも、検事を守り抜きます。









やくざに　陥れられ、刑事は　罪をおかした犯人として、警察の　元同僚たちに

撃たれ、死んでいき


検事も、　法は　世論につき　守ってくれず、


慚愧の念にかられながら、服役することに。





親友や　子分たちを、　欲望の達成のために　何人も始末し


政治家になることを、遂げたやくざですが、


非合法な手段で、検事に　制裁を受けます。





その最後の時、

やくざは

検事に勝ち誇るように　言います。




「おまえは　全てを失った。

俺は、全てをやり遂げた。


俺の　勝ちだ」と。




しかし、その目の奥には、孤独の光が　隠しきれず、のぞいています。




欲望の追求の果てにあるもの、



垣根を越えて、繋がり　得るもの。




そんな　メッセージが、伝わってきました。





野性味もあり、知的さも兼ね備えた検事役の俳優さんは、

素敵でした