◆雨降れば雨に歌い

雨雨降れ降れ　母さんが　　　と　いう童謡が　ありました。



子供の頃、雨は　憂鬱なものではなく、　母さんが蛇の目で　お迎えにきてくれる嬉しさや、

水たまりを、ばしゃばしゃと　踏み越えてゆく楽しさや、傘を　くるくる　と回して　遊ぶ　うきうき

した感じ・・・そういう日であったように、記憶しています




人生　生きていると、自分の力では、どうにも　思いどうりにならないことも　ある　と、　気づいてゆきます。


それは、決して　嘆くことではなく、　楽になると　　いうことではないでしょうか



　どうにもならないことを、執着して　あがくことなく、　すべて　委ねよう　
　
　流れに　素直に　乗ろう　　そして

　今の状況を　受け入れ、その中で　ベストを　尽くそう

　その　道のりを、楽しむ　工夫をしてみよう


そうしたとき、いい具合に　肩の　力も抜けて、我もどこかへ消え　　楽になっているのではないか　　と

思います



雨が降れば、　あじさいの葉に　雨の当たる　音色を楽しみ


そぼ降る雨の　穏やかな気を　感じ、


雨が上がれば、綺麗に洗われた　空気のなかに　


ひっそりと香る　　くちなしの花の　　しとやかな　薫りを　かいで


そういう風に、　日々　暮らしてゆきたい　と、思うのです。


日々　是　　好日